
メガネができるまでの過程に興味を抱き、社内公募で生産部へ異動
Zoffへの入社から、現在の業務に携わることになった経緯を教えてください
2006年に新卒で入社し、原宿店(当時の表参道本店)に配属されました。2年間勤めたのち、副店長に昇進するタイミングで三井アウトレットパーク入間店に異動。その後、2009年4月より高崎モントレー店で店長を務めたのち、関西エリアに異動。大阪ルクア店を経て、2015年4月に関西エリアのスーパーバイザー(当時のエリアマネージャー)に就任しマネージャー業務を担当しました。2022年4月に社内公募で生産部第1生産グループに異動し、現在に至ります。
スーパーバイザーから生産部への社内公募を受けたのは、どんな理由からですか
最初の2年間は原宿店に勤務していました。同期がいろいろな店舗に異動して経験を積んでいく中で、自分だけがずっと同じ店舗にいることに、少し歯がゆさを感じていた時期もありました。その後は新店に異動する機会が増えて、スーパーバイザーになってからは新店担当のような形で、さまざまな経験を積ませてもらいました。
生産部に興味を持ったきっかけは、スーパーバイザーになって生産部の方と関わる機会が増えたことです。営業会議の一環で発売前の新作発表会に参加したとき、それまでは店頭で完成したメガネを見るだけだったのが、メガネができあがるまでの過程を知ることができました。さらに、「ここをこうしてほしい」といった店舗の声が商品に反映されていることを知って、生産という仕事により関心を持つようになりました。
最後まで教職の道と迷いながらもZoffを選んだ理由は「チャレンジ精神」
Zoffをどのようにして知りましたか?また、Zoffで働きたいと思った理由をお聞かせください
Zoffを知ったのは、私が高校2年生の時です。中学生の頃からメガネをかけていたためずっと街のメガネ屋さんで購入していましたが、当時はメガネ1本が何万円もして、「2週間後に取りに来てください」みたいな時代でした。そうした中、テレビでZoffというメガネ屋があると知り、親と一緒に初めて訪れたのが今の原宿店(当時の表参道本店)でした。
実は大学時代は国語の教師を目指していて、教職の道を進んでいました。ただ、途中で少し迷いが出てきてしまって。就職活動ではアパレルなどさまざまな業界を見ていく中で、メガネは自分自身も長く使っていますし、もともと手先を動かすことが好きだったこともあって、「メガネ屋という道も面白いかもしれない」と思い、Zoffを受けることにしました。
採用活動の中で印象に残っているのは、当時の採用担当の方が「チャンス・チェンジ・チャレンジ」という3Cについてとても熱心に話してくださったことです。Zoffが本当に挑戦を大切にしている会社なんだ、ということが強く伝わってきました。実は最後の最後まで教員になる道と迷っていて、教育実習をしながら採用試験を受けていました。なので入社を決めたときには、「本当に来てくれたんだね!」と驚かれたのを覚えています。

生産部は、MD部と工場のパイプ役。コミュニケーション力が求められます。
現在の仕事内容を教えてください
生産部は、MD部と工場をつなぐ、いわばパイプのような役割を担っています。出発点にはまず企画があり、そこからデザイナーがデザインを起こします。生産部ではそのデザインをもとに、「ここは強度を保つためにもう少し太くした方がいい」「この部分の色を分けるならパーツを分ける必要がある」といった細かな検討を重ね、仕様をある程度固めたうえで工場へ共有します。
その後、「生産図面」と呼ばれるメガネを製造するための図面を作成し、生産効率なども考慮しながら内容を詰めていきます。そうして最終的にプロダクトとして形になるのですが、完成までの期間は早くて半年、長いものだと1〜2年かかることもあります。
業務内容は幅広いのですが、私は主に日本製フレームの担当として、生産スケジュールやコスト、納品の管理を行っています。同時に雑貨も担当しているため、韓国や中国の工場、国内の商社の方々とやり取りしながら、品質管理や生産管理にも携わっています。
また、店舗からの商品に関する相談窓口も生産部が担っているので、店舗スタッフとコミュニケーションを取る機会も多いですね。基本はデスクワークが中心ですが、展示会や店舗訪問で外出することもありますし、出来上がってきたパーツのサンプルを実際に組み立てたり分解したりと、手を動かす作業もあります。
メガネが完成した後のフォローも生産部の重要な仕事です。
仕事のやりがい・醍醐味を教えてください
生産部の仕事は「作って終わり」ではなく、作り終わった後の対応まで含めて担っています。たとえば、メガネの品質に関するトラブルやお客さまからのご質問に店舗だけでは対応しきれない場合、その窓口になるのも生産部の役割です。
そうした場面で店長やスタッフとやり取りをする際、現場と同じ目線で会話ができたり、スムーズに解決につなげられたりするのは、これまで店舗で積んできた経験やキャリア、そして日頃からのコミュニケーションの積み重ねがあるからこそだと感じています。そこに大きなやりがいを感じています。

完成までの過程がわかるからこそ、売り場に並んだときの感動は人一倍
入社後、今までで達成感を得た印象に残っている出来事について教えてください
生産部に入ってからの仕事でいいますと、初めて最初から最後まで関わらせてもらった“MADE IN JAPAN”の企画が、店頭に並んでいるのを見たときです。実際に商品として目の前に存在しているのを見て、「ここの色は迷ったなあ」、「ここは工場にすごく頑張ってもらったな」というふうに、完成するまでの過程が鮮明に蘇ってきて、その場で自ら接客したくなるほどの高揚感がありました。ほかの“MADE IN JAPAN”の商品と比較しても、やはり自分の中では特別な存在です。

仕事は、自分一人でやるものではない。経験豊富な仲間たちの存在が大きな支えに。
働く中で辛い局面はありましたか?そしてそれをどう乗り越えたか教えてください
パイプ役という立場だからこそ、板挟みになって「大変だな」と感じることはやはりあります。たとえばコスト面では、販売価格を守りたいMD部とデザインにこだわりたいデザイナーの間に入ることもありますし、工場との調整や交渉が必要になる場面もあります。
ただ、自分一人で抱え込む仕事ではなく、社内には経験豊富な方がたくさんいるので、相談しながら折衷案を考え、周囲の力を借りて乗り越えてきました。店舗での経験を通して身についたコミュニケーション力は、そうした局面でもしっかり活かせていると感じています。
素材へのこだわりを追求しながら自分が開発したメガネを世の中に送り出したい。
今後の目標をお聞かせください
製造の立場から貢献できることは、“かけ心地をよくすること”に尽きると思っています。私自身、メガネが好きで素材へのこだわりも強いので、お客様に直接伝えることはできなくても、持った瞬間やかけた瞬間に違いを感じていただけるように、品質のよい素材を使った商品を世の中に出していきたい。そして、将来的には自分が見つけた素材やアイデアが活きた商品が、店舗に並ぶことが目標です。新しい素材やアイデアのヒントは、お客様からの意見や展示会から情報収集するだけでなく、何気ない生活の中にもあったりします。クリエイティブ、というとカッコつけすぎかもしれませんが、MD部やデザイナーからの意見を工場に伝えて作るだけでなく、「この素材を生かしたメガネを作ってみたら面白いんじゃない?」などと、自分からも積極的に発信してモノづくりに関わっていきたいです。
