
産休・育休を経て、副店長としてフルタイムで奮闘中
Zoffへの入社から、現在の業務に携わることになった経緯を教えてください
2017年5月にアルバイトスタッフとして採用され、ららぽーと新三郷店に配属になりました。同年10月に契約社員となり、翌年2月、イオンモール浦和美薗店にオープニングスタッフとして異動し、2ヵ月後に正社員に昇格しました。2019年5月から1年間、産前・産後休業、育児休業をいただき、2020年6月に復帰してららぽーと新三郷店に配属となり、約3年弱勤めました。2023年4月、副店長に昇進するタイミングで流山おおたかの森S・C店へ異動し、現在はららぽーと新三郷店に2回目の異動となり、5歳の息子の子育てをしながらフルタイムで勤務しています。
社員インタビューで興味を持ったZoff。店舗に行ってみたら、お客様対応が素晴らしかった
Zoffをどのようにして知りましたか?また、Zoffで働きたいと思った理由をお聞かせください
最初のきっかけは、Zoffのリクルートマガジンで、ある店舗の店長への取材内容を見たことです。アルバイトから正社員になって店長をされている、と書かれていたので、「アルバイトからでもキャリアアップを目指せる会社なんだ」と感じ、興味を持ちました。そこで、実家から近いららぽーと新三郷店にメガネを買いに行ってみると、お客様対応が素晴らしくて驚きました。挨拶はもちろん、メガネの説明だけでなく目の状態やメガネを使うタイミングなどまでアドバイスをしてくださる姿に「ここまで親身になってくれるんだ」と感動し、「自分もここなら頑張れるかもしれない」と感じました。
アルバイトで採用後、5ヵ月で契約社員に雇用変更されていらっしゃいますね。Zoffでしっかり働いても大丈夫そうだな、と思えた理由はありますか?
職場の方々が親身になって指導してくださったことが、Zoffで働き続けたいと思った一番の理由です。それまで私は、飲食店やコンビニなどでしかアルバイトの経験がなく、Zoffでの仕事を始めてからは、想像以上に学ぶことが多いと感じていました。そんな中で、先輩方が丁寧に教えてくださり、当時最年少だった私をあたたかく見守り、気にかけてくださったことが本当に心強かったです。その経験から、「ここで自分も力になりたい」「将来は自分も、先輩たちのような存在になりたい」と思うようになりました。ちなみに、Zoffとの出会いのきっかけとなった記事の店長とは、その後浦和美園店で一緒に働く機会がありました。憧れていた人と実際に一緒に働けるなんて、とても驚きましたし、夢が現実になったような気持ちでした。

みんなで上手くお店を運営できるのが喜び。資格取得を通じて、勉強の楽しさも知る
仕事のやりがい・醍醐味を教えてください
「副店長になったら、責任感が増して苦しくなってしまうのかな」と少し不安もありましたが、実際はそんなことはなくて、今はむしろ毎日がとても楽しく、やりがいを感じています。
今の立場になったことで、みんなで力を合わせてお店を運営している様子を間近で見ることができるのが嬉しいですし、上手く営業できたときにはお客様に喜んでいただけることも増え、それを身近に実感できることが励みになっています。周囲のスタッフにも恵まれていて、日々楽しく仕事ができていることも大きいのですが、自分自身としても、「中間の立場」である今のポジションが一番しっくりきているように感じています。
また、入社してから勉強すること自体も好きになり、2023年10月には国家検定資格である「2級眼鏡作製技能士」を取得しました。これは筆記による知識試験と、加工・測定・調整の実技試験があり、メガネ業界における基本的な技術と知識の証明となる資格です。この資格を取得したことで、スタッフへの指導にもより説得力をもって対応できますし、お客様へのご案内にも自信をもって、より丁寧にお応えできるようになったと感じています。
受験を決めたのは、社内の誰かからアドバイスがあったからですか?
この資格のことは以前から知っていました。もともとは「認定眼鏡士」という名称で、当時は個人で申し込む必要があり、なかなかハードルが高い印象がありました。2年ほど前から社内の教育部を通じて案内されるようになり、それを見たときに「今こそ挑戦すべきだ」と感じて、受験を決意しました。試験では基礎から応用まで幅広い内容が問われるため、たとえすべてが日々の業務に直接関わらなかったとしても、知識があることで処方の幅が広がりますし、測定の最終チェックなどもよりスムーズに、的確に行えるようになったと感じています。

「スタッフに任せる」やり方で、社内コンテストで成果を出せた
入社後、今までで達成感を得た印象に残っている出来事について教えてください
2024年に実施された、社内の販売コンテストに参加しました。
このコンテストは、Zoffの人気シリーズである「Zoff SMART」の販売促進を目的とした社内施策で、全国の店舗が成果を競い合うものです。今回は「副店長が中心となって店舗を引っ張っていこう」という方針のもと、さまざまな施策を考案しました。ただ、自分ひとりで抱えるのではなく、監督者としての立場で新人スタッフも含め、各メンバーに役割を任せながら、チーム全体で取り組む形を意識しました。その結果、全国の全店舗中14位にランクインすることができ、数字的にも良い成果を収めることができました。
また、実際にお客様へ「Zoff SMART」をご案内する中で、「こんなに軽いんですね」「かけたときのフィット感がすごい」といったポジティブな反応を多くいただき、ご購入時に喜んでくださる姿を何度も目にすることができました。そうした経験を通じて、「このコンテストをやりきって本当に良かった」と、大きな達成感を得ることができました。
チームで取り組むコンテストだったとのことですが、チームの新人スタッフにどのように仕事を任せていったのですか?
当時の店舗では、新人スタッフのほとんどが入社して1年未満で、3番手以下のスタッフに至っては、コンテストの経験がない状態でした。レンズ販売のスキルは高いものの、フレームに関してはまだ経験が浅く、「何から始めたらいいのかわからない」という戸惑いも見られました。
そこでまずは、知識が豊富で接客力にも長けている3番手のスタッフを中心に据え、販売の工夫やポイントを他のメンバーと共有してもらうようにしました。さらに、数字への意識を高めてもらうために、誰が何本販売したかを記録した掲示物を作成し、それに添えるコメントを各自で考えてもらうなど、スタッフが自発的に関わる仕組みを取り入れました。
その結果、想像以上にみんなのやる気が引き出され、気づけばとてもクオリティの高い取り組みに発展していて、楽しく前向きにコンテストに参加してくれていたと思います。

自分をさらけ出して、頼るところは頼る。その分、仕事でしっかりと恩返しをする
働く中で辛い局面はありましたか?そしてそれをどう乗り越えたか教えてください
一番つらかったのは、産育休明けに復職した頃です。正社員として働いていたのは1年ほどで、そのまま休業に入ったため、数字の管理などについてはまだ十分に理解しきれていない状態でした。社歴的には3番手というポジションでしたが、何をどう進めていけばいいのか分からず、副店長を目指すにも、どこから手をつけてよいのか先が見えない状態でした。育児と仕事の両立への不安もあり、職場と家庭の板挟みになるような状況に、心が追い詰められるような日々もありました。
育児をしながらフルタイムでの復帰は苦労も多かったと思います。どのように職場での課題を克服していきましたか?
フルタイムで働けているのは、家族の理解があってこそ。そのうえで、職場での理解を得るためには、まず自分からきちんと伝えることが大切だと感じました。「察してもらう」のではなかなか伝わらないことも多かったので、つらいことや困っていることは、後輩や先輩に関係なく、自分から素直に話すように心がけました。若いスタッフに対しても、「申し訳ないけれど、まだわからないことが多くて…」と正直に伝えて、頼れるところは頼り、そのぶん仕事でしっかりと恩返しができるよう努力していました。それが功を奏したのかはわかりませんが、復職してから1年ほどで職場の環境も安定し、そこから副店長のお話をいただけるようになりました。あらためて、「自分から伝えること」の大切さを実感した出来事でした。
店長として様々な経験を積み、人に寄り添えるような存在になりたい
今後の目標をお聞かせください
副店長としては、まだまだ学ぶことが多いと感じています。今後は他店舗での経験を積みながら力をつけて、ゆくゆくは店長にステップアップしたいと考えています。もともと私は人に教えることが好きなので、人材育成の部門を志望してきました。将来的には、教育部や人事部など、「人」に関わる仕事にも携わっていきたいと思っています。そのためにも、まずは店長としての経験をしっかりと積み、現場での気づきや多角的な視点を養いながら、スタッフ一人ひとりに寄り添える力を身につけていきたいです。
